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◆SK排水管逆勾配
バルコニーにスロップシンク(SK)があると大変便利ですね。ただ外部とはいえ、排水管の勾配は重要チェック項目です。施工者も何度もチェックしているはずなのですが・・・
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◆LGSとケーブルの接触
LGS(ランナー)のエッジ部分は鋭利になっているため、ケーブル等配線と接触していると、地震時に損傷する可能性もあります。CD管等で配線を束ねるか、緩衝ゴム等を挟んで保護する必要があります。 |
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◆床下アジャスター不良
キッチンを支える束(アジャスター)がコンクリートスラブに着地せず、浮いた状態になっていることがたまに見られますが、このケースはアジャスターが配管に乗っており、配管破損等の更なる重大な不具合が懸念されます。
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◆洋室扉 アンダーカット不足
24時間換気システムでは、給気口から外気を取り込み、各扉のアンダーカットを経由して空気の流れを作るため、この隙間(アンダーカット)は重要です。住宅性能評価では11mm程度は必要とされていますが、この扉は4mmだけでした。 |
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◆サッシュ水切り下部 シール不良
この部分は仕上げ工事の最終段階に近い時期に施工されるので、時間的に無理が出やすく、細かい配慮が欠ける場合が見られます。このように雨水の進入を許すような状況は好ましくないですね。露出してしまった留めビスも錆びてしまいます。 |
◆バルコニー 手摺取り付け部の防水
プラスチック製の根元のカバーを少し持ち上げて、根元(コンクリート天端とアンカー部分)に水が溜まる状態がないか確認します。通常はシール材で塞ぎますが、モルタルが十分回っていれば特に問題はないでしょう。 |
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◆キッチン床下コンセント(1) → → →
キッチン(シンク下)の床下を見ると未使用のコンセントBOXがだらしなく放置されていました。ホコリが溜まらない様にカバー取り付けと整線処置をお願いして、今度はコンロ下の床下を見ると右写真(2)の状態、これってもしかして・・・。
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→ ◆キッチン床下コンセント(2)
単なるコンセント接続忘れ?
施工者確認によるとやはりオーブンのコンセントが差し込まれてなかったとの事。
これで左写真(1)とのストーリーが繋がりました。引越し後にパンを焼こうとしてから気が付くんじゃなくてよかったよかった
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◆カーテンレール 取り付け忘れ
洋室出窓のカーテンレールが取り付けられていませんでした。この場合、図面との照合が重要なポイントです。まれなケースとしてBOXのみを装備してカーテンレールはお好みでっていう例もなくはないけれど・・・普通は付いていそうなもんですが。
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◆カーテンレール 吊子不足
こちらはしっかりカーテンレールが付いていましたが、吊子の数が奥と手前のレールで合いません。
まったく単純なミスですが、結構ありがちな指摘です。レール自体の固定不足もありがちですので要チェックです。 |
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◆フローリングの勾配不良
30mm/1000mmの傾斜がありました。
施工業者の通常の施工誤差目安は3mm/1000mmです。当然、フローリングはやり直しでしょう。当スタッフは、この位になると歩いた歩行感で気が付きます。 |
◆バルコニー ドレーンカバー取付不良
分かりやすいようにわざとずらして撮りました。見た目は問題なくても実際は固定されていないケースが時々あります。工期に余裕の無かった物件などは、おおいにして外部の施工が雑になりがちです。 |
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◆ユニットバス 照明玉切れ
説明の必要はありませんね。電気を点ければ分かります。
ただのソケットの緩みでない事も確認しましょう。内覧会開催に対する緊張感が足りないのでは?内覧会はユーザーが「ダメだし」をする機会ではないのですから・・・・・。 |
◆ガラスブロック 額縁との隙間
通常のサッシュの場合、結露の水はレール内の結露穴から外に排水されますが、このようなガラスブロックでは額縁アングルに溜まるだけです。内部に水が浸入するとアルミ枠を固定しているアンカーにサビが発生してしまいます。 |
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◆アルミサッシ枠の歪み
隙間が直線的に変化するのであれば、たていれ調整で解決しますが、このケースは曲線状に隙間が変化しており、サッシ枠の方の歪みでした。この場合は、壊してやり直し、大工事ですね。 |
◆物干し金物取り付け不良
コンクリート手摺に取り付ける際に入ってしまったひびです。通常の手摺壁であれば、表面上のクラック補修で問題ないですが、逆梁の場合構造部分になるためエポキシ注入等の処置が必要となります。 |
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◆クッションフロアの切り貼り
トイレ入口ドア枠の凸凹部分です。
やりにくいのは分かりますが、いくらなんでも子供の工作じゃないのですから。
床CFの切り貼りなど、仕上げレベルとしては最低ランク。即、貼り直しでしょう。 |
◆室外機下勾配不良
バルコニーの長尺シートに水が溜まってしまっています。ドレンレール脇の溶接もうまくなく、水が溜まり易くなっていますので、両方とも改善してもらう必要があるでしょう。 |
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◆危険な手摺
大人の体でも楽に入ります。
転落防止の観点から容認できません。
中サン(間の柵)は絶対に必要です。
このまま事業主の竣工検査が通過しているとしたら怖い話ですね。 |
◆コンクリート補修不足
アンカーを打ち過ぎたのでしょう。コンクリートがボロボロでした。見える範囲くらいコンクリート面の補修をすべきですね。
給水管の立上り部分の補強カバー(固定金具)もないし設備施工の管理不足です。 |
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◆便器の設置位置ズレ
扉を開けてすぐに違和感を感じました。
何故こんなに左に寄っているのか?
図面上は中央になっているので、大変ですがズラしてもらいます。
幸い横引き配管なので縦配管よりは楽になおるはずです。 |
◆便器の設置位置ズレ(是正後)
2週間後の再内覧会では図面通りの位置になおっていました。床シートのズラした跡もほとんど分からなくなっていましたのでOKです。イヤでも毎日使う場所ですので、大がかりになってもスッキリして入居できるよう対応してもらいました。 |
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◆排水管立ち上がり
トラップ付き排水管(上の白い部分)とのジョイント部分を床上に見せる事で、接続部からの漏水を早期発見させる目的は分かりますが、3cm出させるという仕様はだいぶオーバーして伸びています。 |
◆バルコニー側溝の勾配不良(水溜り)
雨の次の日の内覧会は外部の不具合がとてもよく分かります。
水平器で測るまでもなく勾配不良が露見されました。水廻りの勾配、防水処理関係のチェックは欠かせません。 |